こんにちは。ノボルです。
元プロスポーツ選手、引退後はジムトレーナーとして活動していました。
今は自分の身体を実験台に「一般人がダイエットに成功する方法」を研究しつつ情報発信しています。
今回はダイエットをする上での超重要ポイントを解説します。
以下、今回のテーマです。
■ダイエットと減量の違い
「これを知っておかないとダイエットは失敗します」
今回の記事は、以下のような人の悩みを解決します。
①今まで体重にこだわってダイエットしてきたけど続かなくて結局リバウンドしてしまった。
②体重は落ちたけど思ったような体型にならなかった。
ダイエットをしているとどうしても気になるのが「体重」です。
毎日体重計に乗って一喜一憂。
経験があるのではないでしょうか?
この体重を量るということ。
ダイエットするうえで当たり前の行為と考えられていますが、実はこの行為こそがダイエットを失敗させる大きな要因
だったんです。
その理由は、「ダイエットと減量の違い」これを理解することで明らかになります。
まずは減量について解説します。
減量とは言葉の通りですが体重を落とすということです。
例えばボクサーなどのように階級制のスポーツをする人がやるものですね。
軽量前にサウナに入って汗を出して…というもの。
計量(試合前に体重をはかる)までにあらゆる手段で体重を落としていきます。
減量方法といえば、例えば「水を飲まない」「食事を極端に減らす」「サウナで汗をかく」等々
ただ計量さえクリアすればいいので、計量が終わった瞬間水分とって食事をして…
すぐにもと通りです。
僕の知り合いにボクサーがいますが、彼の場合は1日で6キロ戻るみたいです。
ダイエットで言えばリバウンドです。
でもリバウンドは彼らにとっては全く問題ありません。
だって計量にパスすることが目的ですから。
で、すいません。
もう少しボクサーネタにお付き合いください。
で彼らは競技を長く続けると階級を上げていきます。(体重の重いクラスに変えていく)
なぜかというと、減量とリバウンドを繰り返す中でどんどん体重を落とすのが難しくなってくるからです。
リバウンドは太りやすく痩せにくい身体を作ると聞いたことがあると思いますが、これがいい例です。
この現象は通常のダイエッターにも普通に起きています。
特に減量中のボクサーのように毎日体重計とにらめっこして一喜一憂している人。
知らず知らずのうちにダイエットではなく減量をしてしまっている人です。
「まとめ」
減量とは体重を落とすこと
じゃぁダイエットとは何か?
ダイエットとは理想の体型を作るために食事の調整や運動を行うことです。
つまりダイエットは体重どうこうではなく「見た目」の問題ということになります。
このように減量とダイエットは目的が全く違います。
そもそも目的が違うのにそれを達成するための方法が同じということはあり得ません。
よって体重にこだわったダイエットをしてしまうと、当初の目標であった「理想の体型をつくる」に辿り着くことは
出来ないということになります。
「でも綺麗な女優さんとか体重すごく少ないって聞きますよ。」という質問もあるかと思います。
確かにそうなんですが、でも順序が違います。
彼女たちは体重を落とした結果きれいな身体になったわけではありません。
正しいダイエットをした結果体重が落ちて綺麗な身体になったんです。
理想のスタイルがあって、その体型になるためには余分な体脂肪は落とさないといけませんね。
よって食習慣と運動習慣を見直していきます。
そうすると自然と体脂肪が落ち体重もおちていきます。
付け加えると、綺麗なスタイルを作るためには筋肉が必要です。
よって彼女たちはダイエットをする際に運動も取り入れます。
そうやって余分な体脂肪を落しつつ、運動によって必要な筋肉をつけて体型を作っていくんですね。
これがダイエットです。
「まとめ」
ダイエットとは目標のスタイルになるために食習慣と運動習慣を見直すこと。
体重が落ちるのはダイエットをした結果として体脂肪が落ちていったから
■体重を減らすこと(減量)が目的になってしまう理由
・体重減を強調したダイエット方法が多すぎ
・その影響で芸能人やモデルさんなどの体重に注目が集まる
・体重減を強調したダイエット方法が多すぎ
「このサプリを使えば1か月で5キロ痩せます!」
こんな広告文を見たことがあるのではないでしょうか?
おそらくダイエット関連の商品や方法論ではほとんどの場合体重を売り文句にしています。
こうした情報に触れ続けることで、いつの間にか「体重を減らせば(減量)体型もよくなる」と勘違いしていきます。
言い方が悪いですが、商品を売る側の立場ではインパクトさえあればいいのでこうした表現が多用される傾向があります。
・その影響で芸能人やモデルさんなどの体重に注目が集まる
「体重を落せば(減量)スタイルがよくなるんだ!!」って意識が刷り込まれたときに憧れの女優さんの体重を知って
しまったらどうなるか?
当然「あそこまで体重を落せば同じスタイルになれる」そう思ってしまっても無理はありません。
さらに、最近ではインスタグラムなどSNSが普及し、注目を集めるためにダイエットの状況を自ら発信する芸能人も
出てきています。
体重計に乗ったところを撮影して投稿!!
いいね!
みたいな。
今までは商品を売る手段として使われてきた手法ですが、注目度が上がるため個人でも使うようになってきています。
結果さらに「ダイエット=減量」の意識が刷り込まれていくことになります。
「まとめ」
「ダイエット=減量」の意識が強くなると、体重さえ落とせば憧れに近づけると勘違いしてしまう
「ダイエット=減量」意識の刷り込みは今まで企業が商品を売るために使っていたが、今では注目
度の高さから個人も使い始めている。結果悪循環…
減量を続けると太りやすくなります。
理由①筋肉の減少
理由②飢餓状態による代謝の低下
理由③飢餓状態による栄養素の過剰な取り込み
減量を続けると全体的にほっそりしますが。
同時に細くなればなるほど太りやすくなる。
その理由を説明します。
理由①「筋肉の減少」
減量では体重を意識するため、かなり無理な食事制限・偏った食事習慣になりがちです。
結果筋肉を維持するために必要な栄養が摂れなくなります。
さらに筋肉を維持するための運動も十分にされないため筋肉がみるみる落ちていきます。
じゃなぜ筋肉が落ちると太りやすくなるのか?
車を例に挙げるとわかりやすいですが、筋肉は身体にとっていわばエンジンです。
大きければ大きいほど、刺激を与えれば与えるほどエネルギー(ガソリン)を消費します。
つまりは筋肉が大きければ大きいほど痩せやすいといえます。
逆もしかりで、筋肉が少なければ少ないほど太りやすいということになります。
今までと同じ食事をしていても消費カロリーが少ないため太りやすくなる。
これが太りやすい身体の正体です。
そしてもう一つの理由
理由②③「飢餓状態による代謝の低下と栄養素の過剰な取り込み」
食事制限によって十分な栄養素が身体に入ってこない場合、身体は生命維持のため飢餓状態になります。
ざっくり言えば、、、
「代謝を下げて少ないエネルギーで長く生きられる省エネモードに身体を切り替える」
「さらには極端な食事制限によってわずかしか入ってこなくなった栄養素を体脂肪として蓄えようとする」
という状態。
食べる量は増えないのに体脂肪になる比率が増えるという状態ですね。
しかも代謝が落ちて消費エネルギーも少なくなるのでダブルパンチ…
ダイエットをするうえでは是非とも避けたいことです。
こちら詳しくは関連記事で説明しているので参考にしてください。
「関連動画」
>ダイエットの天敵「飢餓状態」とは
「まとめ」
減量の弊害とは太りやすい身体になるということ
その理由は無理な食事制限により体脂肪だけでなく筋肉も落ちてしまうから
さらに飢餓状態になることで、代謝はさがり体脂肪をため込みやすい身体になる
ちょっと面白いエピソードを思い出したのでご紹介。
聞いて納得したんですが、モデルのクライアントさんから聞いた話しです。
モデル事務所の入社面接について。
「モデル採用審査に体重検査はない」ってことでした。
どこでもって訳ではないでしょうが、このクライアントさんの事務所はそのようです。
つまりは「大切なのは見た目」ってことですね。
さすがプロ。
参考になります。